ウレタン塗膜防水とは
ウレタン塗膜防水工事とは屋上やベランダに施工される代表的な工法です。とはいえ良く分らないですよね。屋上やベランダで床が継ぎ目無くゴム質な弾力のある感じで防水が施されていればウレタン塗膜防水です。ポイントはシート防水には絶対にあるラップ部分（重ね合わせ部）が無い事が特徴です。シームレスな防水なの防水施行される状況をほとんど問いません。そして継ぎ目がないので継ぎ目部分からの雨水侵入の可能性はありません。塩ビシートに比べて耐久性が劣るとされてきましたが昨今の技術向上で耐用年数は10～15年以上と他の防水と遜色ないです。ウレタン塗膜防水の中にも工法が数種類あります。共通して言えるのはメンブレン防水（複数の層によって構成される防水）です。今回は主な工法を挙げたいと思います。密着工法、その名の通りで密着される工法です。通常プライマー・ウレタン樹脂塗布2回・トップコートの工程になります。次はいま最も屋上防水で施工されている通気緩衝工法、被着体とウレタン樹脂の層を通気緩衝マットにより絶縁し、さらにマットの中で下地水分を通気させて脱気筒から排出する工法です。この画期的な工法により屋上ウレタン防水の施工の不具合がほとんど無くなりました。
ウレタン塗膜防水には溶剤系や水性系の材料、粘度の違う材料、すぐに硬化する吹付タイプなど適材適所で使用する材料の種類が豊富です。今現在シート防水等の不具合で悩まれている方は、この機にウレタン塗膜防水をご検討されてはいかがでしょうか？
