塗装出来ない屋根材が存在します
あまり専門的に書いても伝わりにくいかと思いますが、お家の屋根材の中には塗装が出来ないものが存在します。製品名や使用された時期、現在の劣化の状況や屋根材の形などから判断します。なぜ塗装が出来ないのか?それは塗装することにより屋根材の劣化スピードが進むことと、劣化の症状が著しく酷くなってしまうからです。????なぜ???と思うでしょう・・。そうですね、例えばいくつかの剥がれやすい層で作られたものの表面だけ塗り固めた場合、一番上の層だけ強固になって固まってしまい非常にはがれやすくなります。さらには少しの圧力でも割れやすいものに塗るという行為は作業している際に割れが増え、塗り固めたことによりその塗った物の伸び縮についていけず部材自体が破壊されていきます。このように塗ったことによる剥離、破壊の促進。塗るという行為による破壊の促進。このことが塗装が出来寧屋根材の理由になります。
代表的なものにパミールやコロニアルNEOなどがありますが何種類かありますので、そこはまた施工の前にきちんと調べられると良いかと思います。新築時の図面に屋根材の品番や名前があれば、それで判断できます。しかしまれに図面と違う屋根材で仕上げられているケースもありますので工事の現地調査やお見積もりの際に、しっかり業者さんに見てもらってください。